「遺言書」などというと、資産を法定相続人に公平に分割したくない片寄った人間関係の人が書くもの、それも、資産家が書くものと思っている人がいる。
しかし、その考えはあまりにも一面的。
たとえ大した資産のない人でも、自分の意志で生きてきた人なら、死後の処理・処分も自分で行っておきたいと思うのは、今や自然の流れである。
また、それが「個」の時代のエチケットではないだろうか。
ところで、あなたと同じ自治体に、法定相続人は何人住んでいるだろうか?
年に一度、音信を含めて何人の法定相続人とコミュニケーションがとれているだろうか。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)