地域の製品に新しい風を(三上靖史)

川崎氏は福井、武生の町の伝統工芸である刃物のデザインを手がけ、地元の製品に新吹きこんでいることでも知られている。
風を
彼の頭の中にあるものはおそらく、一貫してデザインのエネルギーが真に向けられるべき方向についてであろう。

デザインは成熟社会の所産である。

成熟した社会とは経済的な豊かさに加え、良識ある精神の尊ばれる社会であらねばならない。

さもなければ、ただの守銭奴達醜畷薬う騰富する邪鬼の世界に過ぎない。

川崎氏の言うようにデザインがただ欲望のトリガー(引き金)に過ぎないとすれば、これほどむなしい作業もないだろう。

成熟社会と歩みをともにするのがデザインならば、デザインもまた、成熟社会にふさわしい大人の精神を備えたものであらねばなるまい。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

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このページは、-が2014年7月13日 16:39に書いたブログ記事です。

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