書くという活動をプロセスモデルとして見てみると、その活動が大変なものであることがわかる。
つまり、書くときには、「構想を立てる」、「文章にする」、「推敲する」という3つの作業を並行してやっているのである。
しかし、私たちの脳が一度に覚えていられることがらの量には限界がある。
たとえばでたら
めの数字を聞いて、それを覚えていることのできる桁数は最大7、8桁くらいで、10桁はもう無理になる。
これを人間の短期記憶の容量という。
つまり一時に覚えていることのできる内容には限界があるのだ。
短期記憶の容量に限界があるのに、文章を書くときには、一時にいろいろなことを考えなければいけないから、大変になるというわけだ。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)