悪い言葉をたびたび使って、自分はもう大人なんだ、少しくらい悪いことをしても、ちっともこわくなんかないそ、というところを見せたいのです。
生まじめな親にしてみれば、今まで純真そのものだとおもっていたこどもの口から、そういう言葉がとび出すのですから、全くびっくりしてしまいます。
しかし、こんなときは、大げさにびっくり仰天しないことです。
親があまり大げさにおどろくと、気の弱い子は、ひどくいけないことだとおもうあまり、悪い言葉を使う友だちをこわがり、絶対に遊んじゃいけないんだとおもいこんでしまうし、ふつうのこどもだと、逆に、親がびっくりするのがおもしろくて、またびっくりさせてやろうといつまでもその言葉を使ってみたりするのです。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)