国民の6割は都市に集まって住んでいるのである。
日本の6倍の極東シベリア地区の450万の人口もその七五%は都市に住んでいる。
自然がきびしければきびしいほど人は集まって身体を寄せ合って住まなければ、自然との闘い、暖房、労働の効率上やっていけない。
シベリアの人口密度が6平方キロ、1.5人とかいったことは単に統計上のことで、そんなことはありえないのだ。
人口密度という概念を変えねばならぬと痛感した。
つまりロシアは国土が広いゆえに人々は都市に住み、日本は国土が狭く人口が多くて資源が少ないから都市に住まなければならなかったのだ。