一日のうちのいちばん良い時間と、一生のうちの最も長い期間を、私たちは職業生活についやします。
会社や役所には、働きにゆくのですから、その肝心の働くということについて、掘り下げて考えてみることはきわめて大切です。
有名なロシアの小説家マキシム・ゴーリキーは、「働くことが苦痛なら、その一生は地獄だ」といいましたが、働くことについての考え方が、一生の幸不幸を左右するといってもいいでしょう。
さて、その働くということについてですが、私は次のようなことを学び、感銘いたしましたので御紹介いたしましょう。
まず、働くという字ですが、ニンベンに動となっています。
動という字は中国から渡ってきた漢字ですが、これにニンベンをつけて新しい字を作ったのは、日本人の知恵です。
ですから働くという字は和字というわけです。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)