仕事納め・煤払い(三上靖史)

◆仕事納め

新しい年を気持ちよく迎えるために、残っていた仕事を整理し、正月の準備に入るのが仕事納めです。

この一年の借金などは忘れずに精算し、一年間のしめくくりをします。

官公庁では28日がご用納め。

この日は仕事をせず、午前中に掃除をすませ、年末のあいさつをして一年の仕事をしめくくります。

一般の会社でも、28日か29日には仕事納めにします。


◆煤払い
家庭での正月の準備は、大掃除から始まります。

徳川時代の江戸城では、13日が煤払いの日に決められていましたが、現在では年もおしつまってからやることが多くなりました。

この日はふだん手のまわらない台所の換気扇などの掃除を心がけたいものです。

長押の上、天袋の奥などもきれいにします。

町内でいっせいに大掃除をする習慣もあまり見られなくなりました。

それでも、下水溝の掃除などを年末に協力してやる地方はまだ多くあります。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)