調整とは、国語辞典によると、「調子や過不足を整える」とある。
組織活動においては、一定方針に歩調を合わせることをいう。
組織目的達成のため、仕事は分業と分担ですすめられるが、必ずしも個々の活動が全体成果に充分に貢献しているとはいえない。
(1)組織の拡大・分化によってセクショナリズムが生まれる
(2)経営環境変化により、計画方針の変更を必要とする
(3)仕事上の問題や障害が発生して、目的遂行が困難または遅延している
こうした場合には、組織目的にかえり、本来の使命をより効果的に達成するため、関係部署と話し合い、利害・見解の対立する諸活動を一定の方針に(歩調を)合わせ、調和を保ちながら任務を遂行する必要がある。
つまり、これが調整である。
調整の方法は、
(1)連絡と依頼
(2)情報・意見の交換
(3)会議
の3つの方法があり、このいづれかによって行なわれる。
三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)