お節料理とは その2

塩引き鮭のかわりに、ぶりを使ったり。

それに、いまは海のダイヤといわれるくらい、貴重なものになってしまいましたが、ひところは、数の子がよく付いたものでした。

もっとも、近ごろは、若い世代の家庭では、以上のような、伝統的な〈お節料理〉はやめて、たとえば、ハムやサラダなどを中心とした、洋式の〈お節料理〉や、中華風の正月料理をそろえて、新年を祝う人もふえてきたようです。

正月に〈お節料理〉の普及した理由のひとつは、お節料理のあいだ、正月の三が日ほどは各家庭の主婦たちも台所仕事から解放される効果があったからだろうといわれています。




三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)