老化現象には根をつめる その1

地上部と根の生長が微妙なバランスを保って生長を続ける。根が老化してくると、地上部に養分蓄積が多くなり、花芽がつきやすくなる、いわゆる老化現象を起こす。

反対に根の勢いが強いと、それにつれて地上部も上昇生長が盛んになり、いくら枝を切りつめても生長を抑制することができずに、下枝が上がったり開花部が先へ先へと伸びるばかりで困ってしまう。

こんなときは、枝をつめるよりも根をつめるとよい。

大きな庭木は、幹直径の五~六倍のところにスコップで円形のみぞを掘り太い根を露出させる。

根を全部切ってしまうと支持力がなくなり、台風で倒れやすくなるので、四方に太い根(力根)を残し、あとの根はノコギリや木バサミで切ってしまう。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

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このページは、-が2016年5月17日 02:01に書いたブログ記事です。

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