2016年12月アーカイブ

門松・しめ飾り

◆門松

門松は幸福を与えてくれる歳神様をお迎えするための依代です。

依代は神様が宿る場所のことで、昔は必ずしも松と決まっていたわけではありません。

地方によって、いろいろな常緑樹を用いました。

門松は28日までに立てるのがふつうです。

29日は「苦待つ」といって嫌い、また「一夜飾り」といって、大晦日の夜一晩だけ飾るのも嫌います。

余裕をもって神様をお迎えしなければならないという戒めです。

たしかに神様ばかりでなく、お正月も準備万端ととのえて、ゆったりとした気分で迎えたいものです。


◆しめ飾り

しめ縄を飾るのは、内と外を区別して、外から侵入してくる穢れを遠ざけるためです。

正月ばかりでなく、神前や地鎮祭などにしめ縄を張るのもこの意味からです。

昔は村と村との境界にもしめ縄を張ったものです。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

仕事納め・煤払い(三上靖史)

◆仕事納め

新しい年を気持ちよく迎えるために、残っていた仕事を整理し、正月の準備に入るのが仕事納めです。

この一年の借金などは忘れずに精算し、一年間のしめくくりをします。

官公庁では28日がご用納め。

この日は仕事をせず、午前中に掃除をすませ、年末のあいさつをして一年の仕事をしめくくります。

一般の会社でも、28日か29日には仕事納めにします。


◆煤払い
家庭での正月の準備は、大掃除から始まります。

徳川時代の江戸城では、13日が煤払いの日に決められていましたが、現在では年もおしつまってからやることが多くなりました。

この日はふだん手のまわらない台所の換気扇などの掃除を心がけたいものです。

長押の上、天袋の奥などもきれいにします。

町内でいっせいに大掃除をする習慣もあまり見られなくなりました。

それでも、下水溝の掃除などを年末に協力してやる地方はまだ多くあります。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

私のまわりの魅力的な女性

オレンジのスイートピーのような女性...心配り名人

グループ会社の社長秘書と総務の取りまとめをしているN・Eさん。

いつも少しうつむき加減で控えめに歩き、相手を包み込むような穏やかな笑顔と落ち着いた語り口には、「これぞ日本女性!」といった印象があります。

何があっても決して慌てることがなく、テキパキと仕事を進めていく姿は多くの女性の手本となるのではないでしょうか。

そして、何かをお願いしたときの「はい、かしこまりました」という言葉とキリッとした瞳には意志の強さと責任感の強さが感じられます。

忙しくても配慮ある行動が自然にできる彼女は、まわりから高い信頼を得ています。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)