2017年11月アーカイブ

交際を打ち切りたいというのは、正式に相手を断わろうというわけですが、はっきりと仲介者に申し出てもらいます。

女性の場合は、つぎのようなあいさつが適当です。

「たいへんよい方を紹介してくださいましたが、やはりどこか行き違うところがあって一応ご交際は打ち切らせていただきたいと存じます。

お世話をおかけしたうえに、わがままを申しまして申しわけございません。

まことに勝手な申し分ですが、どうぞこれにお懲りにならずに、よい方がいらっしゃいましたらご紹介くださいますように・・・」

仲介者もこういわれては、また別のよい人を世話してあげようという気になるでしょう。

ところが、ときにはムシのいい男性もいるもので、「彼女は結婚相手としてはちょっとどうかと思いますが、今後ガールフレンドとして長くつきあいたいと思います」と仲介者に返事をしてくる場合もあります。

若い男性の心理としては、少しでも相手の気をわるくさせないようにという配慮があるのかもしれませんが、将来、トラブルが起こる原因になりやすいうえに、結婚を望んでいる身の周囲にじゃま者をうろつかせるようなことにもなりませんから、きっぱりと断わって、今後は電話や手紙もつつしむように話すのが仲介者の態度でありましょう。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)

日蓮宗のお会式と浄土宗のお十夜

■お会式 - お会式とは、仏教の法会の式次第のことですが、ふつう世間では日蓮宗で、十月十三日の宗祖の忌日に営む法会のこととしています。

御命講ともいって、同宗の各派の寺院では、その日はお祖師さまの像におモチを供え、造花を飾り、昼夜にわたって読経や説教が行なわれます。

夜になると、信者たちは万灯(木のワクに紙を張り、なかに点火して捧げもつ行灯)をかざし、団扇太鼓をたたき、お題目(南無妙法蓮華経)を唱えて参拝するのですが、日蓮の入滅の地である東京大田区の池上本門寺のは、とくに有名です。

■お十夜 - 十夜法要とも十夜念仏ともいい、十月二十日ごろ(陰暦十月六日)から、十昼夜のあいだ修する浄土宗の法要、別時(特別)念仏です。

室町時代の永享年間(一四二九~四一)、なんとかの貞国という武士が、京都の真如堂に参籠して、夢想を被ったのに始まるといわれています。

三上靖史(住宅鑑定風水インストラクター)